実例で見る「通った書類」vs「落ちた書類」【Before/Afterで解説】
通る書類と落ちる書類の違いを実例で解説。職務要約、職務経歴、自己PR、志望動機のBefore/Afterを紹介。
「何を直せば通るのか分からない」
そう思っている人は多いと思います。
私はエンジニア採用を4年やってきて、通る書類と落ちる書類を何百通も見てきました。
今回は、実際のBefore/Afterを使って、「何を直せば通るのか」を具体的にお伝えします。
※個人情報は架空のものに置き換えています
ケース1: 職務要約
職務要約は、採用担当が最初に見るところ。ここで印象が決まります。
Before(落ちた書類)
私は〇〇会社で5年間働いてきました。いろいろな業務を経験し、コミュニケーション能力を身につけました。幅広い経験を活かして、御社で成長したいと考えています。
After(通った書類)
製造業で品質管理を5年担当。不良率を5%→2%に改善したプロジェクトをリード。現在はチーム5名のマネジメントも担当し、部門目標を3期連続達成。
何が違う?
| Before | After |
|---|---|
| 「いろいろな業務」 | 「品質管理」と明確 |
| 「コミュニケーション能力」 | 具体的な成果(不良率改善) |
| 「成長したい」(受け身) | 数字で実績を示す |
ポイント: 抽象的 → 具体的。主観 → 数字。
ケース2: 職務経歴
職務経歴は、「何をしてきた人か」を伝えるところ。
Before(落ちた書類)
A社(2018年4月〜2023年3月)
営業部に所属し、法人営業を担当しました。 お客様との信頼関係を大切にし、 日々の業務に真摯に取り組みました。 チームワークを意識して働きました。
After(通った書類)
A社(2018年4月〜2023年3月)
法人営業として、中小企業向けITソリューションの提案・販売を担当。
【主な実績】
- 年間売上: 8,000万円達成(目標比115%)
- 新規開拓: 月平均5社のアポイント獲得
- 既存顧客: 解約率を10%→5%に改善
【担当業務】
- 新規顧客へのヒアリング・提案・クロージング
- 既存顧客のアカウントマネジメント
- 後輩2名の育成・同行営業
何が違う?
| Before | After |
|---|---|
| 「法人営業を担当」のみ | 何の法人営業か明記 |
| 実績なし | 数字で実績を示す |
| 精神論(真摯に、チームワーク) | 具体的な行動(育成、同行) |
ポイント: 「何をしたか」より「何を成し遂げたか」。
ケース3: 自己PR
自己PRは、「この人を採用するメリット」を伝えるところ。
Before(落ちた書類)
私の強みはコミュニケーション能力です。 前職では多くの人と関わり、信頼関係を築いてきました。 何事にも前向きに取り組む姿勢があります。 御社でも、持ち前のコミュニケーション能力を活かして貢献したいと考えています。
After(通った書類)
【強み】部門間の調整・合意形成
前職では、開発部門と営業部門の間に立ち、 製品仕様の調整を担当しました。
両部門の要望が対立した際、週1回の定例会議を提案・実施。 3ヶ月かけて合意を形成し、予定通りのリリースを実現しました。
この経験を活かし、御社の〇〇プロジェクトで 複数チームの連携を支援できると考えています。
何が違う?
| Before | After |
|---|---|
| 「コミュニケーション能力」(抽象的) | 「部門間の調整・合意形成」(具体的) |
| 「多くの人と関わった」 | 具体的なエピソード |
| 「貢献したい」 | どう貢献するか明記 |
ポイント: 強みを「行動」と「結果」で証明する。
ケース4: 志望動機
志望動機は、「なぜうちなのか」を伝えるところ。
Before(落ちた書類)
御社の将来性と成長環境に惹かれました。 私も一緒に成長していきたいと考えています。 御社で自分の力を試したいです。
After(通った書類)
御社の〇〇サービスが、中小企業のDX推進を支援している点に 強く共感しています。
私は前職で中小企業向けの営業を5年経験し、 「ITを使いたいが、何から始めればいいか分からない」 という声を数多く聞いてきました。
この課題を解決する御社のサービスに関わり、 前職で培った顧客理解力を活かして、 さらに多くの企業のDX推進を支援したいと考えています。
何が違う?
| Before | After |
|---|---|
| 「将来性」(抽象的) | 具体的なサービス名 |
| 「成長したい」(受け身) | 「〇〇で貢献」(能動的) |
| 自分視点 | 顧客・企業視点 |
ポイント: その会社でしか成り立たない志望動機を書く。
共通する改善ポイント
| 改善前 | 改善後 |
|---|---|
| 抽象的な表現 | 具体的な数字・事実 |
| 主観(がんばった、真摯に) | 客観(〇%達成、〇件獲得) |
| 受け身(成長したい) | 能動的(〇〇で貢献) |
| 汎用的な内容 | その会社専用の内容 |
まとめ
通る書類と落ちる書類の違いは、「具体性」です。
- 何をしたか → 何を成し遂げたか
- 能力があります → 行動で証明
- 成長したい → どう貢献するか
自分の書類を見直して、Before → After できる部分がないかチェックしてみてください。
よくある質問
Q: 書類選考で落ちる一番の原��は?
具体性がないこと。「コミュニケーション能力がある」「がんばった」という抽象的な表現ではなく、数字や具体的な行動で示す必要がある。
Q: 職務��歴書に数字がない���合はどうすればいい?
売上や件数がなくても、「チーム5名」「月平均〇件」「3ヶ月で完了」など、規模や期間を数字にできないか考える。定性的な成果でも、具体的なエピソードがあれば���分伝わる。
Q: 書類の添削は誰に頼めばいい?
転職エージェントに見てもらう��が手軽。無料で添削してくれるサービスもある。第三者に読んでもらうだけで「��わらない���分」が明確になる。